1: 砂漠のマスカレード ★ 2018/11/20(火) 06:30:18.60 ID:CAP_USER9.net
 夏の甲子園で秋田県勢を103年ぶりの準優勝に導いたイケメンエースに、新たな「地元」も興味津々である。金足農業高校の吉田輝星(こうせい)投手(17)がプロ生活のスタートを飾る街は、早くもフィーバーを熱望する声で溢れ返っていた。

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まだ入団前にもかかわらず、日ハムの2軍本拠地がある千葉県鎌ケ谷市は、大型ルーキーの話題で持ちきりだ。
鎌ケ谷駅前の「生パスタ手づくりピザCoca」の店主は、

「公立高校のエースが、絶対王者・大阪桐蔭に挑む姿は感動的でした。
それだけに、日ハムが外れ1位で吉田君を単独指名した時は“やったぁ!”ですよ。翌日には応援メニューを売り出したほど」

思い入れたっぷりの店主が考案したのは、その名も〈秋田のなまはげアラビアータ〉で、なまはげの角に見立てたチョリソーがポイント。
ネーミングセンスには空振り感が否めないが、期待感の高さは本物である。

ちなみに、鎌ケ谷で「応援メニュー」が誕生したのはハンカチ王子こと斎藤佑樹の入団がきっかけだった。

「日ハム入りした佑ちゃんが鎌ケ谷スタジアムで練習を始めると、北海道や東北、九州からもファンが殺到しました。
しかも、普段は野球に関心がなさそうなオバさま方がドッと押し寄せてね。
佑ちゃんの名を冠した応援メニューを作ったら、1日50食の注文が入った。
吉田君は佑ちゃんに似て主婦やお年寄りからも人気があるから大いに期待しています」(同)

10勝も夢ではない

他にも、中華料理店の「kaname」では、

「有望な新人が日ハムに入団するたびに便乗して応援メニューを出しています。1番人気は焼き肉を乗せた“清宮丼”。
もちろん、吉田選手にあやかったメニューも出したいのですが……」

目下、秋田名物・きりたんぽを味噌ラーメンに入れたり、揚げておこげにしてみたりと試行錯誤の最中だとか。
選手寮に出前を頼まれる「東新軒」の店主も、

「日ハムの1軍本拠地がある北海道の女性ファンから、応援メニューのレシピ案が送られてきましたよ。
秋田のお米に北海道の野菜を合わせた野菜炒め丼はどうでしょうか、って」

無論、秋田のスターを評価するのは気の早い商店主ばかりではない。
関西大学の宮本勝浩名誉教授(数理経済学)は、吉田が1軍で10勝前後の成績を残した場合、その経済効果は「30億円に上る」という。
高卒ルーキーが1軍で10勝というのはかなり高いハードルに思える。しかし、

「春のキャンプで徹底的に下半身を強化すれば5、6番手で先発ローテーション入りできるかもしれない。体力がつけば10勝も夢ではないと思います」

と太鼓判を押すのは野球解説者の張本勲氏だ。

「県予選から甲子園の決勝まで1人で投げ抜いて、最高球速も152キロをマークしている。
スピード、制球力、闘争心という投手に必要な要素をすべて兼ね備えた逸材でしょう」

もちろん、1軍入りすれば吉田は鎌ケ谷から北海道に引っ越すわけだが、

「フィーバーは春季キャンプが始まる2月までで十分。吉田君には即戦力として1軍で活躍してほしい」(kaname店主)

フィーバーが去っても鎌ケ谷を離れられない「先輩」を見習わぬように。

「週刊新潮」2018年11月15日号 掲載

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181120-00551939-shincho-base
11/20(火) 5:58配信

https://cdn.mainichi.jp/vol1/2018/10/25/20181025spp000001074000p/5.jpg

【吉田輝星、経済効果は30億円!? 早くも「なまはげアラビアータ」登場】の続きを読む